日産自動車常務執行役員(デザイン,ブランドマネジメント担当)の中村史郎氏は,電気自動車の設計について「携帯電話機みたいなもの」と表現する。同氏によれば,電気自動車ではシャシーとアッパーボディ,2次電池の三つを切り離すことができるという。そのため,「ホイールが付いており,2次電池が搭載されたシャシーがあれば,アッパーボディはその上に載せるだけ。もっと言えば,顧客は自由に好きなアッパーボディを選んで載せ替えられるようになるだろう」(中村氏)。ちょうど携帯電話機の筐体を取り換えるように設計できるという指摘だ。「設計者からすると,もう圧倒的に自由度が高まる。電気自動車になると,デザインの競争力で勝負することになり得る」
【提言】EVだから出来る、圧倒的デザイン自由度
カテゴリー: メディア・ウオッチング
– 2011年3月25日