京都大学の須田淳准教授、三宅裕樹研究員、木本恒暢教授は炭化ケイ素のバイポーラトランジスタ(BJT)の電流増幅率を向上させる技術を開発した。電流増幅率は従来、最大でも134倍だったが、今回250倍以上を実現。電気自動車(EV)や鉄道車両などでの実用化を見据え、炭化ケイ素を使ったBJTの研究開発が進むきっかけとなりそうだ。23日から米サンディエゴで始まる米国電気電子学会(IEEE)のパワー半導体デバイス国際シンポジウムで発表する。
京大、炭化ケイ素BJTの電流増幅率を250倍に向上させる技術を開発(日刊工業新聞)