日産自動車のGhosn氏は,現行のハイブリッド車を「世界的にはニッチにすぎない」と考え,世界の自動車販売台数に占める電気自動車の比率が「2020年に10%になる可能性がある」と指摘する。この予測を踏まえて,同氏は電気自動車の量産体制を急ピッチで整えているのだ。A.T.カーニー(本社東京)の予測では,2020年の世界の自動車販売台数は8500万台。従って,10%なら850万台の電気自動車の市場が生まれることになる。三菱自動車社長の益子修氏は「2020年までに当社の生産台数の20%を電気自動車,およびプラグイン・ハイブリッド車にする」と宣言した。同社が言うプラグイン・ハイブリッド車とは,発電用のエンジンを積むシリーズ・ハイブリッド車に,外部から充電もできるようにした電気自動車のことだ。
【提言】電気自動車、普及のシナリオ
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– 2011年3月14日