一時はハイブリッド車などに押されて、エコカーとしての存在感が低下した電気自動車(EV)への関心が再び高まっている。国内市場では日産自動車などの日本勢だけでなく、米テスラ・モーターズや独BMWも新車を投入し、市場開拓に名乗りをあげた。世界的にも、独フォルクスワーゲンなどが技術開発に余念がない。EVが注目される背景の一つは、各国の厳しい燃費規制だ。欧州連合(EU)は2020年に自動車の二酸化炭素の排出規制を強化し、未達の自動車会社には巨額の課徴金を科す。米国でも排ガスゼロの車の販売台数枠を設定する動きがカリフォルニアを起点に州レベルで広がろうとしている。こうした規制を満たすには、通常のエンジンの改良では追いつかず、EVやプラグイン型と呼ばれる充電できるタイプの新型ハイブリッド車の品ぞろえが欠かせない、という意見が多い。
電気自動車の革新に注目を(日本経済新聞)
【提言】電気自動車の革新に注目
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– 2014年4月13日