日本電業工作は、高効率で電波を直流電力に変換するレクテナ技術を開発した。2ギガヘルツ(ギガは10億)帯の場合では変換効率90%以上を達成したという。実験で数十メートル先まで送電できることを確認しており、アンテナを内蔵することで設置後すぐに使えるようにしたワイヤレス給電装置などを受注生産する。同技術関連事業で、3年後に50億円の売り上げを目指す。数キロメートル先まで伝送できるようにさらに開発を進める。ロボットや電気自動車(EV)などへの応用を見込む。産業用電子レンジなどで、余剰の電波を電力として回生することもでき、消費電力を削減できる。携帯電話などのワイヤレス通信機器のバッテリー充電にも使えるとみている。
日本電業工作、電波から直流電力する新技術-変換効率90%以上(朝日com)
「90%以上の高い変換効率」、日本電業工作がマイクロ波電力変換技術を開発(Tech on)