三菱電機は3月8日、電気自動車(EV)のモーター駆動部であるインバータのパワー半導体素子を従来のSiからSiCに置き換え、これをモーターに内蔵した出力70kW級の「SiCインバータ内蔵モーター」を開発したことを発表した。現状の一般的なモーターとインバータは別々に用意されているが、今回開発されたモーターは円筒状インバータの開発によりモーターの回転軸と同軸上にインバータを内蔵することを可能とし、モーターとインバータの間の電気配線も筐体内に配置することで構造を簡素化。これにより別体型の従来ソリューションに比べ体積を約50%削減することに成功した。また、用いられるパワー半導体素子をすべてSiC化しており、Siパワー半導体素子を用いた従来型インバータに比べ、損失を50%以下に低減することに成功した。
三菱電機、SiCインバータを内蔵したEV用モーターシステムを開発(マイナビニュース)
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