【新技術・スマートグリッド】北大など、送電損失を最小化する計算手順を開発

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JST課題達成型基礎研究の一環として、北海道大学 大学院情報科学研究科の湊 真一教授らのグループは、早稲田大学 先進グリッド技術研究所の所長 林 泰弘 教授らと共同で、配電網の膨大なスイッチ構成(ON/OFFの組合せ)を調べる超高速アルゴリズム(計算手順)を開発した。この技術を用いて、電力品質を満たしつつ、送電損失を最小化する最適構成を得ることに初めて成功した。近年、環境問題や東日本大震災の経験から、電力網制御の高度化、いわゆるスマートグリッドの構築が喫緊の課題となっている。林教授らが調査し公表している日本における実用規模の標準的な配電網モデルでは、制御可能なスイッチは468個に及び、その構成の総数は10進数で141桁の天文学的な数となる。最適な制御を実現するためには、この中から、幾何学的・電気的な制約条件を満たして、網内全域に正確かつ、効率的に給電できる構成を探索し、送電損失を最小にする構成を発見しなければなりません。しかし、従来は経験や実績に基づき比較的良いと思われる構成を得るにとどまっており、制約条件を満たす構成数や最適構成は分かっていなかった。

北海道大など、複雑な配電網で効率的に電気を流すための計算手順を開発(プレスリリース)

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