川棚町の自動車整備販売会社のタゾエ(田添益社長)が、トヨタのハイブリッド車(HV)「プリウス」のバッテリー容量を増やして、家庭用電源で充電できるプラグインハイブリッド車(PHV)の改造事業に取り組んでいる。ガソリン消費量を半分に抑え、エコに関心が高いものの、電気自動車には抵抗のある消費者を取り込みたい考えだ。PHVはガソリンエンジンと電気モーターを併用するHVを進化させた自動車だ。一般的なHVがブレーキやエンジンで内部発電するのに対して外部からの充電も可能になり、電気モーターで走行できる距離が飛躍的に延びる。タゾエは、米国のベンチャー企業が開発したプリウス専用のキットに着目。大容量バッテリー使用に伴う追加重量(約104キロ)に対応するスプリングの交換や電子機器の設定変更など、2日間の整備で改造できるという。
プリウスを電気自動車に 川棚の整備会社が改造事業(西日本新聞)