トヨタ自動車は、来年1月に市販を始めるプラグイン・ハイブリッド車(PHV)の最低価格を320万円程度に設定した。ひと足先に発表された米国での最低価格は3万2000ドル(約250万円)。日本での価格は1ドル=100円の設定になっており、現行の為替相場と食い違うが、両国の実際の物価水準に合わせたようだ。PHVはハイブリッド車(HV)の「プリウス」がベースだが、現行プリウスの最低価格(205万円)を100万円以上上回る。中型セダンのHV「カムリ」(最低価格304万円)よりもやや高い。ただ、EV同様に国の補助金が出ることが期待され、支払価格は270万~280万円程度に抑えられる見込み。トヨタが2009年末から法人向けにリース販売したPHVの価格は500万円程度だったという。PHVは家庭用電源で充電でき、HVより大容量の電池を積むため、電気自動車(EV)のように充電だけでも近距離を走ることができる。一方、電池残量がなくてもガソリンで走ることができ、トヨタは次世代エコカーとして本命視している。中国でも13年に投入する予定だ。
【新技術・新製品】トヨタ、来年1月市販のPHV価格は?
カテゴリー: メディア・ウオッチング
– 2011年11月10日