車社会、離島県。これまで沖縄のマイナス面として指摘されていたことが、プラスに転じる可能性があるのではないか。そう思わせるのは電気自動車(EV)産業だ。2月1日から充電器の県内配備でEVの本格導入が始まる。県内外26社が出資して設立した「エー・イー・シー」が本島内18カ所に27基の急速充電器を設置、レンタカー会社が導入するEV220台に対応する。CO2対策、省エネ時代にクリーンな観光観光をアピールできる。旅行社はEV体験を組み込んだ沖縄旅行商品の販売を開始している。沖縄は、海やマングローブ、貴重な生物など豊かな自然環境が自慢だ。沖縄旅行で自然を体験するとともに、環境への関心も高めることができれば一石二鳥だ。EV普及を妨げるのは、途中で電池が切れたら、という不安だろう。急速充電器の設置でそれが除かれる。
EV充電器:エー・イー・シー事業 来月から本格稼働/沖縄(毎日jp)