トヨタ自動車は、プラグインハイブリッド車(PHV)「プリウスPHV」を2016年秋に全面改良し、電気だけで走れる距離を2倍の50キロ以上に延ばす。PHVは、ハイブリッド車(HV)と電気自動車(EV)の長所を組み合わせたという触れ込みで売り出したが、位置づけが中途半端で販売が伸び悩んでいる。2代目ではEV性能を前面に出して消費者へのアピールを強める。2012年1月に発売のプリウスPHV(293万円~)は、フル充電すれば電気だけで最長26.4キロ走る。充電分を使い切っても、ガソリンを入れておけばハイブリッド車として走行できる。トヨタは「充電プリウス」としてPRに務めてきたが、発売から3年3カ月の国内累計販売は約2万台で、当初の販売目標ペースの5分の1程度にとどまっている。「電気で走れる距離が短く、HVとの差別化が不十分だった」とトヨタ担当者は厳しく分析している。
電気走行50キロ以上に 再起図るプリウスPHV(中日新聞)
【新技術】プリウスPHV、電気走行50キロ以上に
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– 2015年5月6日