ぶつかった時の衝撃を吸収するため、スポンジの入った緩衝材で車体の前後を覆った小型電気自動車「iSAVE―Grand(アイセーブ・グランド)」を広島市のベンチャー企業「ヒューマニクス」が開発し、販売を始めた。2012年11月に販売受け付けを始めたが、車体の安全性をさらに高めるため受け付けをいったん中止して改良していた。全長3・5mで、タイヤが前二つ、後ろ一つの三輪タイプ。3人乗りで価格は税別58万円。膨らませたエアバッグの中にスポンジを入れたもので車体を覆い、歩行者やほかの車にぶつかっても、衝撃を普通乗用車に比べて10分の1近くまで軽減できるという。エアバッグ内のスポンジは衝突後、自然に元の形に戻る。最高速度は時速50キロ。家庭で充電でき、1回で約50キロ走れる。車体の色は青やピンクなど20種類から選べる。