二酸化炭素の排出量削減を目的に、県や伊勢市などが目指す超小型電気自動車の導入事業が、国土交通省の認定を受けた。軽自動車より小型で環境性能に優れ、乗車定員2人以下の超小型モビリティの走行が、県内3地域で可能になる。認定は、福岡、神奈川県などに次いで6件目。制度は、超小型モビリティの走行を高速道路以外の公道で認めるもので、今年1月に設けられた。県と同市は、超小型モビリティを開発した機械部品製造「NTN」(大阪市)などとともに「電気自動車等を活用した伊勢市低炭素社会創造協議会」を設立し、認定を目指していた。走行が認められたのは、同市と明和、玉城町の全域と松阪市、度会町の一部▽県庁周辺を中心とする津市の一部▽NTNの工場がある桑名市の全域。伊勢市周辺地域と津市を結ぶ国道23号なども対象で、伊勢−津市間の移動もできる。電気自動車は2人乗りで、最高時速75キロ。NTNは既に5台を伊勢市などに無償貸与、順次車検を受け、当面は同市のほか、伊勢商工会議所、市観光協会などが業務用として使用する。
超小型電気自動車:導入事業、国交省が認定 伊勢や桑名など3地域 /三重(毎日jp)