東京理科大学理工学部の星伸一准教授らの研究チームは、水素を豊富に含む「水素化ホウ素ナトリウム」を燃料として燃料電池車(FCV)を開発し、試験走行に成功した。粉末状の水素化ホウ素ナトリウムを加水分解して、水素を発生し燃料電池で発電するという方法。粉体の水素化ホウ素ナトリウムを使い走行したのは初めてという。千葉県野田市の同大野田キャンパス内で1キロメートル弱の試験走行を実施した。理論的には水素化ホウ素ナトリウム20キログラムで500キロメートル走行できる。
東京理科大、水素化ホウ素ナトリウムを燃料とするFCVに試験走行に成功(日刊工業新聞)