UNI-CUB 人との調和を目指し、歩くときと同じような前後左右や斜めへの自由自在な動きと、両足の間に収まるコンパクトなサイズを両立したまったく新しいパーソナルモビリティの提案。2009年に公開した「U3-X」をベースに進化させた「UNI-CUB」はホンダ独自のバランス制御技術と全方位駆動車輪機構により、体を傾け体重移動するだけで速度や方向の調整ができる。また周囲の人との目線の高さも同じになるように考えられている。(出典:ホンダ)
Winglet トヨタの立ち乗り型パーソナルモビリティ。「安心して自由に移動を楽しめる社会の実現」に貢献することを目的とし、誰もが快適に使える次世代のモビリティとして開発を進めている。Wingletは、倒立2輪制御技術や独自の平行リンク機構を採用しているため、体重移動だけで簡単に前進や後進、旋回の操作を行うことができる。立つか座るかを除けばロボット技術を駆使した「UNI-CUB」との共通部分も少なくない。もちろん動力は電気のEVパーソナルモビリティである。(出典:トヨタ自動車)
パーソナルモビリティ=1人乗りの移動機器。歩行と既存移動体との間を補完するツールであり、人が移動する際の1人当たりのエネルギー消費を抑制するという意図のもとに、従来の自動車と一線を画した移動体として提案されている。セグウェイに代表される先進技術を用いた電動車両を指す名称として定着しつつあるが、セグウェイの製品名にも使用されるパーソナルトランスポーターや、搭乗型移動ロボット、マイクロEVなどの呼称にも使用される。(Wikipediaより一部抜粋)
5月15日、ホンダはパーソナルモビリティ「UNI-CUB」を発表した。ASIMOのヒューマノイドロボット研究から生まれた技術「Honda Robotics」の一環で、独自のバランス制御技術と全方位駆動車輪機構によって体を傾け体重移動するだけで速度や方向の調整ができる。前後はもちろん真横や斜めなど全方向に進み、曲がり、止まることができ、周囲の人の動きに対しても機敏に対応できる。
この「UNI-CUB」、当面は日本科学未来館と共同で実証実験を行い、施設内で活用の可能性を模索。国内外のさまざまな使用環境での実用性の検証を進めていくとしている。
ホンダに限らず、パーソナルモビリティはかなり以前よりモーターショーなどで提案されてきた。自動車メーカーのみならず各種業態、研究機関からもさまざまな提案がなされてきた。もちろん最大の目的は健常者にはより効率的な移動手段として、そして高齢者や障害者にはできるだけハンディを克服できる移動手段として開発されてきたはずだ。
しかし具体的な商品化はほとんど見たことはない。なぜか。