ロームは、安川電機と共に試作した電気自動車(EV)向け走行システムを出展した。同システムは走行モータとその駆動部から成る。この駆動部にロームのSiC製パワー素子を用いることで、駆動部をモータと一体化しているのが特徴である。Si製パワー素子を利用した場合は、モータ部と駆動部は別々だった。SiC製パワー素子はSi製パワー素子よりも電力損失を低減できること、200℃を超える高温動作ができることから、駆動部を小型化し、さらに高温で動作するモータ部との一体化が可能になったという。
【CEATEC】「インバータやコントローラ部もモータに一体化」、ロームと安川電機がEV向けモータ走行システムを試作(Tech on)