このクルマは、広島大大学院の升島努教授のアイデアをもとに、広島県内の20数社から成る研究会が2年前から構想。補助金900万円を活用し、マツダの技術者らの協力も得て試作車「ISAVE(アイセーブ)」を作った。試作車は、鉄製パイプで組み立てた車台の前後に空気を入れた塩化ビニール製バッグをすえ、テント生地で覆う構造。衝突時に空気が抜けて衝撃を和らげ、試作車は20km/hでの衝撃を吸収した。公道を走る準備を進めており、発売時には衝撃緩和最高速度を60km/hにするという。年内に3輪タイプ50台を試験販売し、来年にも4輪タイプを150万円ほどで発売する計画。
ボディーしぼんで衝撃吸収、「空気」自動車開発 広島(asahi.com)