トヨタ自動車が、ガソリン1リットルあたり60キロ・メートル走れる次世代の小型ハイブリッド車(HV)の開発を進めていることがわかった。排気量1リットルのガソリンエンジンと、現行プリウスより小型化したモーターを組み合わせる。車体は軽量化を進め、空気抵抗も減らす。トヨタは、今年3月にスイスで開かれた「ジュネーブ国際モーターショー」に、開発中の次世代HVの試作車を出展した。発売時期は2010年代後半とみられる。高い燃費性能を武器に国内市場で大幅なシェア(占有率)拡大につなげたい考えだ。1リットルあたり60キロ・メートルの燃費は、実走行時に近い国の新燃費測定基準(JC08モード)で算定したもので、トヨタのプリウス(1リットルあたり32・6キロ・メートル)、アクア(同35・4キロ・メートル)を上回り、HVで世界最高水準となる。
リッター60キロ、トヨタが次世代HV開発中(読売オンライン)