米フィスカー・オートモーティブ社は、現地時間4月3日にニューヨークでEVレンジエクステンダー型プロトタイプを発表した。競争力のあるクルマとして開発されてきた「Ninaプロジェクト」がそれだが、正式名称は『アトランティック』となる。カルマと同じEVer(Electric Vehicle extended range)ドライブトレインを使用するアトランティックは、プラグインハイブリッド車で、MTまたはATに、完全EVモードとガソリン駆動モードとを切り替えられる。ベースモデルは後輪駆動だが、4WDも追って用意される。先発のカルマと違い、アトランティックには、BMW3シリーズの4気筒ターボ付きガソリンエンジンが搭載されるが、このガソリンエンジンは、リチウムイオンバッテリーの発電機となる。つまりクルマを駆動するエンジンではない。フィスカー社に近い情報によると、アトランティックの航続距離は、電動ステルスモードで80km、ガソリンエンジンを使用することにより、その航続距離を更に400kmへと延長する。これにより燃費はトヨタ『プリウス』をしのぐ。2014年前期に日本に上陸すると計画されているアトランティックの価格は、後輪駆動モデルがおよそ6万ドル、4WDタイプは6万5000ドルとなる見込み。
フィスカー アトランティック、NYで発表!…航続400km(レスポンス自動車ニュース)