かつてモノづくり立国として世界をリードした日本が、リーマンショック、そして東日本大震災により、製品製造の見直しを余儀なくされている。そんな中、工業製品は、便利・安いといった「機能的価値」にとどまらず、顧客にとって特別な意味をもたらす「意味的価値」の創造が求められる。2011年12月1日、日本ナショナルインスツルメンツ主催のテクノロジイベント「NIDays」が開催された。その幕開けでは、日本における電気自動車の草分けともいえるSIM-Drive社長 兼 慶應義塾大学環境情報学部教授の清水浩氏が、「21世紀社会のエネルギーと電気自動車」というテーマで基調講演を行なった。これまでのテクノロジの進化から電気自動車の近未来ビジョンまでを語る、大変興味深いものであった。
基幹技術が出そろった電気自動車、その近未来像(EE Times)