モーターの磁力を変えるのに、永久磁石そのものの特性を変えてしまえ。そんな「コロンブスの卵」のような発想に基づいた、ハイブリッド車(HEV)や電気自動車(EV)に向けたモーターの研究が進んでいる。東洋大学の堺和人氏らによる「ハイブリッド可変磁力モーター(HVMF:Hybrid Variable Magnetic Force Motor)」。最近のHEV/EVに使うモーターの主流は、永久磁石リラクタンスモーター(PRM:Permanent magnet Reluctance Motor)と呼ばれるもの。一般的な永久磁石モーター(PMM:Permanent Magnet Motor)と比べて低速域と高速域で高い効率を実現するのが特徴だ。米Ford Motor社がHEVで採用し、トヨタ自動車の「プリウス」も、そうは呼んでいないがPRMと同じ原理のモーターを使っている。HVMFは、このPRMを進化させるモーターという位置付けだ。
【提言・新技術】モーターの磁力を変えるのに、永久磁石の特性を変えてしまえ!?
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– 2012年1月10日