排ガスによる環境悪化が防げると期待される電気自動車(EV)が、和歌山県内では普及が進まず、登録台数は約80台にとどまっている。メーカーによると、近畿2府4県ではもっとも少ないという。県は、公用車への導入を少しずつ進めるが、短時間で充電できる場所が県内に3カ所しかないなど利用環境は整っておらず、普及のスピードは速まりそうにない。EVの「リーフ」を販売する日産自動車と、「アイミーブ」の三菱自動車によると、県内のEV登録台数は11月末時点で「リーフ」が46台(全国9099台)、「アイミーブ」などが36台(同5256台)。これには県の公用車と、販売店の試乗車なども含まれる。
電気自動車、まだ80台 充電環境整わず 和歌山(朝日com)