大阪ガス、東芝燃料電池システムおよび長府製作所は、家庭用固体高分子形燃料電池（エネファーム）の新製品を共同で開発した。新製品は、東芝ＦＣＰが燃料電池発電ユニット、長府が排熱利用給湯暖房ユニットを製造し、大阪ガスが平成２４年４月２日（月）より販売を開始する。新製品は、発電効率を現行品の３５％から３８．５％に、発電時に発生する熱の回収効率を現行品の４５％から５５．５％にそれぞれ向上させた結果、世界最高水準となる総合効率９４％を実現した。加えて、発電時の排熱で作ったお湯を使い切った場合に、お湯を供給するために搭載しているバックアップボイラーを、高効率な潜熱回収型給湯暖房機に変更した。これらにより従来システムに比べ、年間のＣＯ２排出量を約１．４トン削減し、年間の光熱費を約６．１万円軽減できる。また、技術開発による部品点数の削減や、低コスト材料の採用などにより、現行品に比べて約６５万円低価格の現金標準価格２，６０４，０００円（税込）を実現させた。
大阪ガス、東芝ＦＣＰなどと共同開発の家庭用燃料電池「エネファーム」を発売（プレスリリース）
