電気自動車(EV)やプラグイン・ハイブリッド車(PHEV)の市場が急速に立ち上がりつつある。これらの次世代車が普及すると、いわゆるV2G(Vehicle to Grid)、V2H(Vehicle to Home)と呼ばれる考え方が現実味を増します。2012年版の「電気自動車年鑑」は、こうしたV2G/V2Hにフォーカスを絞って、政府や企業の動き、関連する特許分析などを掲載した。第1章は、日本と世界の政府によるEV/HEV普及政策や、地方自治体や民間グループによるV2G、V2Hの実証実験などの情報を整理した。第2章では、世界各国で出願されたEV/HEV関連特許を分析し、要素技術ごとに主要企業の研究活動、技術戦略などを探っている。日本技術貿易 IP総研の協力により、豊富な図表とわかりやすい文章で、100ページ以上の分量を割いて解説されている。第3章は、日経Automotive Technologyや日経エレクトロニクスなど、日経BP社の取材網を駆使して収集した世界の電気自動車、ハイブリッド車、Liイオン2次電池メーカーなどの過去1年間の開発動向をまとめている。
【新製品】電気自動車年鑑2012、発売
カテゴリー: メディア・ウオッチング
– 2011年12月19日