ホンダは5日、モーター二つを使って燃費性能を高めた新型ハイブリッド車(HV)を2013年に発売する方針を明らかにした。トヨタ自動車がプリウスなどで使っている2モーター式を採用するのが特徴だ。ホンダが現在発売しているインサイトなどのHVは1モーター式で、軽量で安価だが、プリウスなどに比べて燃費性能で劣っていた。新HVの機構はガソリンエンジンにモーター2つを組み合わせ、「世界最高効率のHVシステム」(本田技術研究所)という。これとは別に、ホンダは、前輪をガソリンエンジンで、後輪をモーター2つで動かす4輪駆動方式のHVを開発していることも明らかにした。後輪モーターは左右を別々に制御でき、高速でも安定して曲がることができる。13年以降発売の市販車に採用する予定で、開発中とされる高級スポーツカーも、この仕組みを採用するとみられる。
ホンダ、2モーター式の新型HV…四輪駆動式も(読売オンライン)