先進的だが、高嶺の花のイメージが強い電気自動車(EV)。栃木県宇都宮市二番町の歯科医、後藤聡さん(51)は5年前から「総額5万円で、だれでも作れるEV」をテーマに、製作を続けている。単3型充電池40本で走る最新型は、筑波サーキット(茨城県下妻市)で今月3日に開かれた日本EVフェスティバルで走行し、注目を浴びた。後藤さんのEVは公道を走れるものではなく、趣味の乗り物。自宅近くのゴーカート用コースで走らせ、楽しんでいる。車体のフレームはホームセンターで買ったアルミ角材。タイヤは台車用のキャスター。前2輪、後1輪の三輪車で、後輪を無線操縦装置用モーターで駆動する。車体は重さ12キロと軽量だ。充電器を除く全ての材料費の合計は5万円以下だという。
「5万円のEV」に注目 宇都宮の歯科医製作 栃木(朝日com)