世界ラリー選手権(WRC)やパリ・ダカールラリーで活躍した篠塚建次郎さん(65)らのチームが昨年11月、秋田県大潟村のコースで、電気自動車(EV)をスタート前の1回の充電だけで1300キロを走らせる世界新記録を達成し、21日にギネスワールドレコーズジャパンから世界記録の認定証を授与された。篠塚さんは、都内の電池メーカーでEV開発に携わる高崎隆雄さん(62)らと4人でチームを組み、市販の軽ワゴン車を改造し、リチウムイオンバッテリーを積んで挑戦した。強風など悪条件の中で、これまでの1003・184キロを大幅に上回る1300キロを達成。「目標を大きく超えてとてもうれしいし、工夫すればEVも長く走れることをアピールできた」と喜んだ。