スズキのPHVは、コンパクト車「スイフト」がベース。モーター駆動で、リチウムイオン電池に蓄えた電気だけで約30キロ走行できる。電池容量が少なくなった場合はエンジンを発電機として動かし、モーターを回す。軽自動車用の660ccエンジンを利用する計画だが、さらに低燃費のために小型バイク用エンジンの採用も検討している。HVや電気自動車(EV)など、車両の電動化で出遅れていたとされるスズキは、09年12月に提携した独フォルクスワーゲン(VW)から技術導入も検討してきた。だが今回、自社開発のPHVの市販にめどをつけるなど、「5年先までは技術面では心配がない」(鈴木修会長兼社長)状況としており、VWとの提携に大きく依存する必要は少なくなっている。
スズキ、13年に独自PHV 軽用エンジン搭載、価格200万円前後(産経BIZ)