パナソニックは電気自動車(EV)用非接触充電システムを試作した。給電容量は3キロワットで夜間など長時間停車時の普通充電を想定。白物家電を開発・製造する社内分社のホームアプライアンス社が製作した。IHクッキングヒーターの加熱技術を生かし、低コストで安全性の高いシステムの開発を進めている。製品化時期は未定。IH調理器の加熱と同じ電磁誘導現象を使ってEVの車載充電器に送電する。給電容量が小さいことからIH調理器とコイルなど部品の共通化を図れるとして、コスト抑制を狙う。送電部への金属系異物の混入などを防ぐ安全技術を高め、自動車メーカーへの提案を視野に入れる。
【新技術】パナソニック、IH調理器技術生かした非接触充電器試作
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– 2011年10月5日