【市場】矢野経済研究所、国内大容量キャパシタ市場の調査結果

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本調査における大容量キャパシタとは、静電容量が1F(farad)より大きく、セル形状の捲回型(円筒型)や積層型(角型)のキャパシタを指し、ボタン電池形状のものは除く。2011年度大容量キャパシタ市場規模は2,784万個(セル)で、拡大傾向続く。出荷の中心は電気二重層キャパシタ(EDLC)で、リチウムイオンキャパシタ(LiC)はまだ普及レベルに達していない。需要分野が広いバックアップ用途が需要の中心である。建機・重機でも採用が進んでいる。瞬間電圧低下補償装置ではLiCの採用や検討も見られるが、まだ大きな柱には育っていない。一部用途では価格競争が顕在化するが、キャパシタメーカーの対応はまちまちで必ずしも対抗はしていない。2013年頃までにEDLCの新規需要が立ち上がる見通しで、LiCも2015年までには複数の需要分野が顕在化すると予測。期待される車載用途ではキャパシタメーカーによって意見が分かれるが、電力回生と分散化電源でキャパシタの出番があるものと期待できる。

矢野経済研究所、国内大容量キャパシタ市場に関する調査結果を発表(プレスリリース)

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