電気自動車元年と言われる2011年。米国のビックスリーやトヨタ自動車、ホンダ、日産自動車など世界の大手自動車メーカーが、次々と電気自動車を発表している。普及に向けた気運が高まる電気自動車産業だが、ひときわ存在感を放つ挑戦者たちがいる。米カリフォルニア州シリコンバレーを本拠地とするベンチャー企業群だ。シリコンバレーの電気自動車といえば、テスラ・モーターズといった完成車メーカーに目が奪われがちだ。しかし石油に変わる燃料供給、つまり電気自動車の場合は充電ステーションというインフラが巨大ビジネスになることは間違いなく、そこでも熾烈な覇権争いが繰り広げられている。
電気自動車は、携帯ビジネスと同じだった(日経ビジネス・オンライン)