岩手大学(盛岡市)と、セラミックス関連技術を持つ新潟市の企業「ナミックス」、「アイオムテクノロジー」の2社が14日、多層セル型のセラミックス2次電池の開発に成功したと発表した。リチウムイオン電池の電解質をペースト状にして重ね、高温で一括して焼き固めてセラミックスにする製法を用いており、世界で初めて150セルもの多層化に成功した。電池の構造がすべて固体になるため、衝撃に強く、安全性に優れているのが特長。液漏れの心配がなくなり、破裂や発火の可能性も極めて低くなるため、携帯電話から電気自動車まで幅広い製品への応用が期待できるという。
岩手大など、衝撃に強い電池開発…携帯から車まで幅広い応用期待(読売オンライン)