EV(電気自動車)の製作体験を通して新しい科学技術に関心を広げ、就職に生かしてもらう府の事業が、府立高専などの協力で行われた。参加者は見た目にも楽しいEVを作り上げた。3月22日に同高専内でお披露目イベントがあり、約100人が見守る中で車は平均時速26・4キロを記録した。「3輪なのに4輪に見える車」をコンセプトに昨年12月、製作を開始。手書きで設計図を書きイメージを固め、必要な材料を発注していった。外装は鉄板や角パイプを切り出して溶接、塗装を施した。ほとんどの参加者は経験が無く、必要な技術を一つ一つ作業をしながら学び、約1カ月で春らしい桜色の車を完成させた。
大阪View:府雇用創出事業 レトロなEV ものづくりから人づくり(毎日jp)