「幸せの国」として知られるヒマラヤの小国ブータンが、国内のすべての車を電気自動車(EV)にして二酸化炭素排出量を極力抑える「国家EV化計画」を進めている。政府は、世界最多のEV販売台数を誇る日産自動車の協力を得たが、充電スタンドの普及など課題も多い。ブータン政府は今年2月、首都ティンプーを訪れた日産のカルロス・ゴーン社長と覚書を交わし、EV「リーフ」2台と充電器1台の提供を受けた。7月以降、さらに5台を導入し、首相専用車や警察車両、タクシーなどに利用する予定だ。EV計画を管轄する国民総幸福(GNH)委員会のティンレイ・ナムゲル委員長によると、EV購入者に対しては車に関する一切の税金を免除する。また、EVの充電スタンドを100キロ間隔で設置し、「2020年をめどに首都の約3万3000台の8割をEVにする」と目標を示した。
ブータン、国内すべての車をEVに…日産が協力(読売オンライン)
【話題・海外】ブータン、2020年までに首都の8割のクルマをEVに
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– 2014年9月10日