ICカード乗車券、Suicaなどで利用される「ワイヤレス給電」という技術。コードをつながなくても電気を送れることから、さまざまな分野で利用されてきましたが、距離があっても電気を送れる革新的な技術が開発されて、去年にはその国際的な規格も決まり、新たな用途での製品開発が急速に進められています。「ワイヤレス給電」は、コイル状にした導線に磁力をかけると電気が流れる「電磁誘導」と呼ばれる現象を利用し、コードでつながないで家電製品などに電気を送る技術です。これまでに、ICカード乗車券のほか、電動歯ブラシやスマートフォンの充電器といった、身近な製品では実用化されていましたが、電気を送る装置と受け取る側が離れてしまうと機能しませんでした。しかし、7年前、アメリカのマサチューセッツ工科大学のグループが、離れた場所にも電気を送ることができる革新的な技術を開発して、去年にはその国際的な規格も決まり、新たな用途での製品開発が急速に進められています。
ワイヤレス給電 技術革新で拡大(NHK)
【新技術・インフラ】ワイヤレス給電、新たな用途での製品開発
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– 2014年9月6日