メルセデス・ベンツ日本は２１日、昨年４月から釜石市に無償貸与していた電気自動車「スマート」１台を譲渡した。納車式は同市鈴子町の釜石駅前広場で行われ、関係者ら約３０人が出席。大岡秀朗常務が「１年間素晴らしい活用をしてもらい、車の代わりにお礼を申し上げたい。今後も釜石の発展に少しでも役に立てれば」とあいさつし、野田武則市長にレプリカの鍵を手渡した。電気自動車は市内のイベント会場に飾られたり、教育機関への訪問時などに利用され、愛らしい外見から子どもたちにも人気があるという。貸与されてから２千キロ余りを走った。野田市長は「利便性が高い車で職員も大変喜んでいる。震災の経験を生かしたまちづくりのための象徴的な車として使っていきたい」と話した。
【釜石】電気自動車を市に譲渡 メルセデス・ベンツ（岩手日報）
無償譲渡:ベンツ社貸与の電気自動車、釜石市に ／岩手（毎日新聞）
メルセデスベンツ日本、東北2市にスマートEVを無償譲渡（レスポンス）
