熊本県とホンダ、本田技術研究所でつくる県小型電動モビリティ導入促進協議会は23日、菊陽町のゆめタウン光の森で、超小型電気自動車(EV)の関係者向け試乗会を開いた。EVはホンダの「エムシーβ」(2人乗り、全長2・5メートル、幅1・3メートル)。最高速度は時速70キロ、3時間の高速充電で80キロ以上走行できる。小型で小回りの利く特性をいかした新たな観光ルート開拓などを目指す。協議会は昨年11月から3年計画で社会実験を開始。2カ月の安全確認が終わり、今後本格活用を進める。現在4台を保有する県は、2月中旬から公用車として使用。3月までに新たに7台増やし、県内7市町(熊本、阿蘇、水俣、天草の各市、大津、菊陽、芦北の各町)へ順次貸し出す。
超小型電気自動車を本格活用へ 菊陽町で試乗会(くまにちコム)