アベノミクスによる円安の恩恵を受け、自動車業界が好調だ。中間決算では、各社とも好調な業績を発表している。そんな中、唯一の赤字転落となってしまったのが日産自動車。同社は、ある方法で活路を見いだしているのだが……。自動車メーカー各社の中間決算が発表され、各社業績が急回復。トヨタでは、前期比14.9%増の12兆5374億円の売上高を記録。純利益は過去最高の1兆6億円を達成した。さらに、2014年3月期の通期見通しでは、売上高25兆円、純利益は1兆6700億円と発表。しかし、市場ではこの予想を「保守的」とする見方も強く、さらなる上振れも期待できる。トヨタのほかに、スズキ、マツダ、富士重工業、三菱自動車でも、営業利益が過去最高を記録している。
好調な自動車業界の憂鬱~日産は本命EVが不振深刻、増税で17万人の雇用喪失の懸念も(ビジネスジャーナル)