三菱自動車は、6月25日から30日に米国コロラド州で開催される「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」2013年大会に、EVプロトタイプ『MiEV エボリューションII』の2台体制で参戦すると発表した。同社は昨年、市販車部品を搭載したEVプロトタイプ『i-MiEV エボリューション』で初参戦し、電気自動車クラス2位を獲得。レースを通じて、車速・加速度などの実走行データ、バッテリーの消費量やモーターの温度など、EVならではの貴重なデータやノウハウを得ることができたという。今年の参戦車両・MiEV エヴォルーションIIは、市販車の量産部品を元に、パートナー企業と先行開発した高容量バッテリー、高出力モーターを搭載。また、昨年の参戦経験を元に、フロント2個、リヤ2個の4モーターから構成される電動4WDに、車両運動統合制御システム「S-AWC(Super All Wheel Control)」を新たに採用し、操縦安定性向上を図る。さらに、専用ボディによる車両軽量化、及び空力性能の改善など、走行性能を大幅に進化させているという。
【パイクスピークス13】三菱自、MiEV エボリューションII 2台体制で参戦(レスポンス自動車ニュース)