韓国で3月29日に開幕した自動車見本市「ソウルモーターショー(Seoul Motor Show)」では、ガソリンを大量消費するスポーツ用多目的車(SUV)と、環境に優しい電気自動車(EV)、そしてその両者の良い面を合わせ持たせようと試みる自動車が、センターステージを飾っている。ソウルモーターショーは、2年に1回開催される。モーターショーには現代自動車(Hyundai Motor)、トヨタ自動車(Toyota Motor)、ゼネラル・モーターズ(General Motors、GM)、BMW、フォルクスワーゲン(Volkswagen)、フォード・モーター(Ford Motor)などの大手自動車メーカーが参加。9車種が世界初公開となった。アジアのモーターショーといえば、東京や北京(Beijing)が有名だが、10日間の日程で開催されるソウルモーターショーもその知名度を上げようと取り組んでいる。混雑したアジアの都市部を運転するドライバーにとっては、車体の重さと燃費の悪さがネックとなるSUV。それでもここしばらくの間、こういったショーで注目を集めていたのは、トヨタの第4世代RAV4などのSUVだった。
ソウルモーターショー、主役は電気自動車とSUV(AFP BB News)