国土交通省は15日、小回りが利く「超小型車」の普及に向け、自治体や企業など全国15団体に対し、試験的に公道走行を認めると発表した。各団体は高齢者宅への巡回や観光客へのレンタルといった活用を予定しており、詳細な利用計画の作成や車両の検査を経て、早ければ5月ごろから走行が始まる見通し。超小型車は、道路運送車両法で車両区分の規定がないため、現在は自由に公道を走れない。国交省は特別な認定制度をつくり、申請を受け付けていた。同省は15団体の運用実態を見ながら、安全面の課題などを洗い出し、2015年度以降に「軽自動車」の下に新しい車両区分を設けたい考えだ。