「第9回国際水素・燃料電池展」が2月27日から3月1日まで、東京ビッグサイトで開催された。トヨタ自動車は「FCHV-adv」、日産自動車は「X-TRAIL FCV」、ホンダは「FCXクラリティ」のFCVを出展。試乗会もあって盛り上がった。日産や三菱自動車の電気自動車(EV)の販売が極端に伸び悩んでいることを背景に、FCVに対する注目度が高まっている。次世代エコカーの本命は電気自動車からFCVに取って代わったといっていい。FCVとは、水素と空気中の酸素を化学反応させてつくった電気で走るクルマのこと。ガソリン車のように二酸化炭素や有害物質を出さない。水だけを出す、地球にやさしい究極のエコカーと呼ばれている。FCVの開発をめぐり、自動車メーカーの合従連衡が活発になっている。今年1月下旬、日米欧の大手自動車メーカーが、相次いでFCVに関する技術提携を発表した。
トヨタvs日産の熾烈争い! EV低迷で次世代エコカーの本命? 燃料電池車開発競争(ビジネスジャーナル)