トヨタ自動車の内山田竹志副会長は、BMWと共同開発を進める燃料電池車(FCV)技術について、「2020年に共同開発技術による次世代車投入を目指したい」と表明した。両社は燃料電池(FC)スタックをはじめ、水素タンク、モーター、バッテリーと主要技術すべての共同開発を進めることで合意した。今回の協業による成果の具体化は20年を目標としている。同時に水素インフラに関する整備や規格・基準の策定についても協力する方針だ。トヨタはFCVについては、現在の技術をもとに15年から市販を始める計画。内山田副会長は協業により「コストダウンやインフラ整備の促進など、普及へのスピードアップが可能になる」と、実用化の加速に期待を示した。
【トヨタ BMW 協業開始】内山田副会長、次世代FCVは20年投入を目指す(レスポンス自動車ニュース)