トヨタ自動車は7日、米ラスベガスで同社初の自動走行車を公開した。特殊なレーザーやカメラなどを、車の天井上やフロントバンパーに搭載。周囲の障害物や車のスピード、交差点の状況、信号の色などを識別して自動で走る。トヨタは現段階で市販化の予定はないとしているが、自動化技術の開発を通じて車の安全性の完成度を高めたい考えだ。8日から米ラスベガスで開く国際家電見本市「コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)」に出展する。これに先駆けて報道陣に公開した。トヨタはこれまで静止している障害物を自動でよけ、自動で停止する機能を搭載した「プリウス」を公開したが、完全に自動走行が可能なクルマを公表するのは初めて。
トヨタ、「自動走行車」公開 安全技術をフル装備(日本経済新聞)