米ゼネラル・モーターズ(GM)や仏ルノー向けに電気自動車(EV)の電池を供給する韓国のLGケムは19日、電気自動車の販売が予想ほど伸びていないことから、ルノーとの間で協議している電池工場の共同建設計画に影響が出る可能性があるとの見方を示した。LGケムのPeter Bahn-suk Kim最高経営責任者(CEO)は工場建設計画について「まだ何も決定されていない」と述べた。また「自動車用電池市場は依然厳しい状況にある」とし、「EV市場に対する投資家の期待は高過ぎた」との見方を示した。ルノーは7月、仏国内での電池開発・生産に向け、LGケムと仏CEAのエネルギー研究機関と戦略提携を結ぶ計画を発表した。
EV販売不振、韓国LGケムと仏ルノーの電池工場計画に影響も(ロイター)