セント・アンドルーズ大学から、ローマ大学「ラ・サピエンツァ」、IBMまで。それらに共通する目的は、電気自動車の救世主と目されているリチウム空気電池の完成だ。この解決策によって、リチウムイオン電池を大きく上回るエネルギー量の発生が可能となる。正極には金属酸化物を用いる代わりに、炭素と酸素を利用することになる。ひとたび化学的安定性と耐久性とサイクル特性の問題が解決すれば、これによって電気自動車は飛躍的な走行距離を誇るようになり、ほかのタイプのモーターとの競争は、さらにずっとエキサイティングなものになるだろう。ローマ大学は、ブルーノ・スクロサーティがリーダーを務めた研究によって貢献を行った。これは、ソウルの漢陽大学との協力によって実現し、科学雑誌『Nature Chemistry』に掲載された。得られた結果は、100回以上のバッテリーの充放電サイクルだ。
EVの未来のために。リチウム空気電池は前進中(WIRED.jp)