EVの普及に欠かせない急速充電方式をめぐり、国際的な規格争いが激しくなっている。日本の自動車メーカーは国内開発した方式を国際標準にしようと動いてきたが、ここに来て米国とドイツのメーカー連合がプラグの形状などが異なる別の方式で対抗してきたからだ。世界有数のEV市場になるとみられる中国も独自の規格を打ち出している。消費者には統一規格が望ましいのに、互換性のない規格が乱立するようでは混乱が生じて、EV普及にブレーキをかけかねない。自動車業界や政府は、米独メーカーや中国側に規格統一を粘り強く働き掛けるべきだ。EVは環境に優しい次世代自動車として期待される。ただ、1回の充電による走行距離が満タンのガソリン車に比べて短く、長距離走行になると何度も充電する必要があるのが欠点だ。
【提言・インフラ】日本は官民一体でチャデモ方式を国際標準とするよう努めるべき
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– 2012年7月31日