グリーンロードモータースはこのほど、EVスポーツカー「トミーカイラZZ」の量産を京都府舞鶴市で開始すると発表した。東証一部上場企業のニチコンや元ソニー会長の出井伸行氏の出資により、量産に向けての資金調達は完了しているとのこと。グリーンロードモータースは京都大学発のベンチャー企業で、本社は京都大学VBL内にある。量産を開始するのは日本製の伝説的なスポーツカー「トミーカイラZZ」のEVバージョン。「トミーカイラZZ」は12年前にガソリンエンジンを搭載して発売されたトミーカイラ社製のスポーツカーで、アルミモノコックボディに4輪ダブルウィッシュボーンなどレーシングカーそのままのボディ構造を採用。ヒーターさえもオプションとするなどシンプルに徹しており、走行性能はきわめて高かった。今回のEV版「トミーカイラZZ」の開発にあたっては、大手自動車メーカー出身のチーフエンジニアの下、当時のトミーカイラのエンジニアが集結し、車体、デザインまで含めて最新の技術で刷新され、すべてが新しく生まれ変わる。自動車生産はきわめて難易度が高いが、同社では「京都生産方式」で設備投資を大幅にコストダウン。この生産方式では、金型やロボット溶接機などの高価な設備が不要となるという。
京大発ベンチャー企業が開発、EVスポーツカー「トミーカイラZZ」量産開始!(excite.ニュース)
伝説のライトスポーツカー「トミーカイラ・ZZ」が電気自動車として復活(財経新聞)