クライスラーグループが年内に、米国市場で発売するフィアット『500』のEV。同車に関して、クライスラーグループとフィアットを率いるセルジオ・マルキオンネCEOが注目すべき発言を行った。これは28日、『オートモーティブニュース』が報じたもの。同メディアのインタビューに応じたマルキオンネCEOは、「フィアット500のEVは、作れば作るほど赤字になるだろう」と話したというのだ。米国では、サブコンパクトカーに分類されるフィアット500。ガソリン仕様が現地ベース価格1万5500ドル(約122万円)で購入できるため、EV版に高い値付けが行いにくいという背景があると推測できる。それでは、赤字覚悟でフィアット500のEVを、米国市場に投入する狙いは何か。マルキオンネCEOは、フィアット500のEVは、「あくまでカリフォルニア州などのEV普及化計画に従って製造するに過ぎない」と述べ、積極的には販売しない方針を示したという。
フィアット500 のEVは、「作れば作るほど赤字」(レスポンス自動車ニュース)