日産自動車は30日、電気自動車『リーフ』から家庭に電力を供給する装置『LEAF to Home』を6月中旬から販売すると発表した。日産の渡部英朗執行役員は都内で会見、同装置を電力消費ピーク時に使えば発電所4基分の節電効果があるとの試算を示し、その社会的価値を強調した。渡部執行役員は「一般家庭のピーク時の平均電力使用量約840wを前提に全国10%の世帯が(給電装置の)LEAF to Homeを使ってピークカットすると、カットできる電力は450万kWにもおよぶ。これは発電所4基分のピークシフトができるということだ」と説明した。また「平日に送り迎えなどで午前、午後にそれぞれリーフで25km走行し、昼の1時から4時、最も電力を使っている時間帯にリーフから家に電力(2kWh)を供給したとすると、(リーフのバッテリーに)残る電力は15kWh。この残りの15kWhで100km以上は走行できる。従って普段、車として使いながらも十分に給電、あるいは放電システムとしても使える」と述べた。
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